性格
幼少の頃、車を運転する人はとても偉い人だと信じ込んでいました。
車が通り過ぎるたびに、深々とお辞儀をして、まるで神様が通り過ぎるかのように考えていました。
今考えると、バカみたいな話です。
車を運転できる父に、他の人も皆同じくらい偉い人なんでしょう？と問いかけました。
すると父は幼い私に言いました。
大人になって、車を運転するようになるとわかるけど、人の性格が車の運転に出るんだよと言っていました。
運転が荒い人、優しい運転をする人、道を譲る人、譲らない人、様々な性格が出ると言っていました。
父の話を聞いた後、5歳の頭で、運転技術を見破ろうと左の助手席でじっと観察していました。
しかし、変わらずハンドルを握っている人々は、神様にしか見えませんでした。
性格を見破ることはできませんでした。
株式投資の性格の違い
さすがに、私も大人ですので、歩いていても車の運転で焦っている人などすぐに見破れます。
焦っている人には、道を譲り、少しでも事故のリスクを防ごうと思っています。
株式投資に関しては、やはり性格が大きく関係すると思います。
- すぐに諦めて売る人
- 株の勉強をしないで、人の意見を聞くだけの人
- じっと企業を応援し続け、下がった株を持ち続ける人
- 下がっても、上がるまで我慢できる人
- 経済状況を俯瞰できる人
- 上手に様々な手法を取り入れて、自分のやり方を模索し実践できる人
- 下がったら、人のせいや八つ当たりをする人
- 一つのやり方に固執して、負ける人
株に関しての話ですが、性格を羅列していると、人生に対しての向き合い方と同じような気がします。
株との関わり方
投資の神様、ウｵーレン・バフェット氏の性格は、勉強熱心で真面目、質素倹約で誰からも愛される存在だそうです。1日の８割を読書に費やし、慈善家としても有名で、今までに５兆円を寄付した人物です。
皆に愛されるからこそ、株式投資にも性格が出て、成功しているのでしょう。
皆、バフェットのような神様にはなれません。
しかし、自分の性格や行動を分析して癖を見出すことはできるはずです。自分の特徴を活かして、株式投資をすれば、少しでもプラスに転じさせることができると思います。
面倒くさがり屋なら、積立で投資信託でほったらかしが向くかもしれません。
アグレッシブで、勉強家なら、株の勉強を深めてハイリスクを取ってもいいでしょう。
もし、人のせいにする性格なら、あまり大きな賭けに出ない方が良いかもしれません。
株とは自分の性格を分析をして、一番合う方法を見出し、実践することが大切だと思います。
しかし、何もしないで定期預金や無駄な保険に入りっぱなしが、一番の損な性格でしょう。
今日もここまでお読みいただきありがとうございました。
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