自宅に友人を招いた時に振る舞うチャイ。
今日はお金やヨガの話から離れて、ほっと一息のインドで親しまれているお茶のチャイについて。
庶民的な飲み物のインドのチャイは、イギリスの植民地時代に残り物の茶葉をおいしく飲むことで作られた。高級茶葉はイギリスに輸出されていた。
私の家で振る舞うチャイは、紅茶を煮出し、その時の気分や香りでピンときたスパイスを入れる。
煮出す際に気をつけることが、できれば自然の素材でできた鍋を使用すると良い。
電気ポットやステンレス素材であると、自然の恵みを味わうことが薄れる。
本来の本質的なヨガとは、大地からのエネルギーを体で感じること。
自然素材で煮出したお白湯は、特に分かりやすい。
お湯なのに、断然甘味がある。
スパイスには様々な効能がある。
友人から、何の効能かと質問を受けることがある。
様々な薬効成分がスパイスにはあるのだ。
スパイスの香りで、ピンとくるものが、
その日の自分の必要としている成分なのだ。
薬効成分としてのスパイスは、古来から薬として扱われていた。
あたたかい飲み物でほっとする飲み物は
精神を安定させる作用ももちろんあるし、
そのティータイムそのものの時間を味わう、心のゆとりこそ大切だ。
チャイのことを記述していたら、高校生時代に日本史の先生が、いつも授業中に話していたことを思い出した。
江戸時代の農民に贅沢をさせないということで、士農工商の身分のもとで、
お酒やお茶を買って飲まないこと、すなわち贅沢禁止令を出していたことを思い出した。
商人にも華美な服装をさせない、簡素な家に住むなど制約が多かった。
今の世も、生活に追われてお茶を飲む時間を取れず、仕事に追われている人も多いことであろう。
現代は江戸時代と違い自由に仕事を選択できる。
副業という、さらに自由な選択肢がこのコロナ禍で加速した。
一度立ち止まって自分の立ち位置を確認するゆったりとした時間、人生の残りの時間を確認することも大切だ。
チャイでも飲みながら。
今日はここまで。
コメント