南インドで出会った友人のアーユルヴェーダサロン『KINARI』
昨日、南インドのアーユルヴェーダセラピストの資格取得の際に出会った友人のサロンに行ってきました。
彼女のサロンの名前は『KINARI』。
名前の由来は施術後に生成り生地のようにまっさらな心や身体になって欲しいとの願いからきた名前だそうです。
いつもにこにこしていて、サロンに行く前の予約のやり取りから癒されていました。
彼女はセラピストになるべくして、生まれてきたんでしょう。
他のエステサロンと全く違うところは、自身もアーユルヴェーダセラピストの資格を取っているのでよく理解できましたが、とにかく会話を大切にしていました。
その人の性質を、会話の中から生活スタイルや話し方、生き方を話しの中から読み取っています。
そして、それぞれの人の施術方針が決まっていくのです。
南インドのアーユルヴェーダドクターのこと
2023年の2月に、私は南インドで2週間のアーユルヴェーダの体験とアーユルヴェーダのセラピスト勉強を2週間経験しました。
アーユルヴェーダドクターは、毎朝ニコニコしながベッドに近づいてきます。
覚えたての日本語で挨拶を交わし、更にたどたどしい日本語で決まって聞いてくる質問がありました。
「うんちでた?おしっこは?」
引き続き、英語で色やにおい、排泄物の状態や回数を確認してきます。
私の父が生前にくも膜下出血で倒れて長い間入院生活を送っている際に、毎回看護師の方が父の健康状態チェックのために排泄物の状況を確認していたで、全く抵抗はありませんでした。
排泄物は食べたものが身体を通過し、身体の中の健康状態を確認する重要なツールなのです。
アーユルヴェーダドクターは毎日、私たちの行動、言動、前日との違いを部屋の外の廊下で日中ずっと監視?していました。
観察して、どのようなオイルや施術方法、薬や食事が合うか一人ひとり処方するのです。
共通して、『KINARI』のセラピストの友人は、南インドのアーユルヴェーダドクターのように私の話や話し方、行動で性質を確認していました。
アーユルヴェーダの3つのドーシャ
アーユルヴェーダにおいては、3つのドーシャ(三元素)が重要な役割を果たしています。これらのドーシャは、体内のバランスを取るために必要であるとされ、個人の健康と幸福に影響を与えるとされています。
以下が、アーユルヴェーダにおける3つのドーシャの説明です。
- ヴァータ(風):動きや変化に関連するドーシャで、筋肉や関節、呼吸器系、神経系などに影響を与えます。ヴァータがバランスを崩すと、不安感や不眠症、消化不良、関節痛、冷え性などの症状が現れるとされています。
- ピッタ(胆汁):代謝や消化に関連するドーシャで、肝臓、胃、腸、脾臓などに影響を与えます。ピッタがバランスを崩すと、炎症、胃痛、胃酸過剰、肝臓の問題、発熱などの症状が現れるとされています。
- カパ(粘液):身体の潤滑や保湿に関連するドーシャで、鼻、胸、脳、脾臓、関節などに影響を与えます。カパがバランスを崩すと、重たい疲れやだるさ、冷え性、水分代謝の不調、肥満などの症状が現れるとされています。
アーユルヴェーダでは、個人のドーシャのバランスを取ることが、健康を維持するために重要であるとされています。それぞれのドーシャに対応する食事やライフスタイルのアドバイス、さまざまなハーブやマッサージ、ヨガなどの治療法があります。ただし、自己判断での実践はおすすめできませんので、アーユルヴェーダの専門家に相談することが重要です。
アーユルヴェーダでは、人々はそれぞれ異なる体質を持っており、それを「プラクリティ」と呼びます。プラクリティは、個人の身体、心、および精神の特徴を表し、その人が生まれ持った本来の性格と傾向を示します。
アーユルヴェーダでは、プラクリティを3つの基本的なタイプに分類します。それらは、ヴァータ、ピッタ、カパの3つです。ヴァータは風、ピッタは火、カパは水の要素を表しており、それぞれのタイプは、それぞれの要素に基づいた特定の身体的、感情的、そして精神的な特徴を持っています。
アーユルヴェーダでは、自分のプラクリティを知ることで、自分自身の健康に適した食事、ライフスタイル、および治療法を選択することができます。また、プラクリティに基づいて、個人に合わせたアーユルヴェーダの治療法を提供することができます。
ちなみに私のドーシャが一番強いのは
ヴァータ
でした。
日本人に多いようです。
ここまでお読みいただいた方は気づかれたことでしょう。
アーユルヴェーダはただのオイルエステとは違います。
アーユルヴェーダはヨガと姉妹科学で、生命科学や生命の智慧とも言われています。
アーユルヴェーダドクターはインド政府国家資格の持ち主で、本来はセラピストはドクターの指示で施術をすることが許されているのです。
今日もここまでお読みいただきありがとうございました。
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