スマホやPCによる肩凝り
同じ姿勢でスマホなどの画面を見る機会が多いので、肩凝りや目に疲れの人がたくさんいますね。
家族の小学生でさえ、授業中にも肩や首が痛すぎると訴えてくるので、自宅で身体のマッサージをしてあげています。
この時に大切なのが、肩の痛みには、肩だけ揉むことで良いのでしょうか?
答えはNOです。
筋膜という筋肉を包む膜が、ウェットスーツのように体全体に一枚で覆われています。
悪い姿勢で同じ動作を長時間続けたりすると、体の一部に負担をかけてしまいます。
すると、筋膜がよじれて、筋膜と皮膚や筋肉の間の滑らかさがなくなってしまいます。
筋膜は全身がつながっているので、一部分に支障をきたすと、他の部位にまで影響を及ぼします。
肩こりなどの痛みや、筋力や柔軟性の低下、日常生活の動きの低下、運動する際の支障が起こります。
筋膜リリース
筋膜のねじれやよじれを正常に戻すことを筋膜リリースといいます。
筋膜リリースの方法は、筋膜を様々な方向に動かしながら、ほぐしていきます。写真のような器具を使ったり、テニスボールなどを使っても良いでしょう。
肩が凝っている人は、少なからず首や腕、腰、もも裏など様々な部位に痛みやコリがあるはずです。
お尻の筋膜リリースを行うと、他の痛みがある腰や肩も連動して凝りがほぐれていきます。
自宅で家族の小学生の身体をほぐす際も、肩凝りだから肩だけを発想ではなく、
腕や首、背中など周囲の筋膜を刺激しながら、最後に肩にアプローチをかけていきます。
アーサナヨガと筋膜との考え方
アーサナヨガでも筋膜リリースのような考え方で、ポーズをおこなっていきます。
例えば、おでこの皺が気になっていたら、足裏、身体の背面や首、頭皮などからアプローチをかけていくのです。
顔に高級クリームを塗るだけでは、効果はありません。
一枚のつながったボディースーツを身体に装着していることを考えると、
足裏からもみほぐし、ふくらはぎ、もも裏、お尻、腰、背中、首、頭皮というように、
遠い場所から筋肉をストレッチをかけてゆるめていきます。
その後、表情筋と連動している背中の筋肉の僧帽筋を中心に、背面から顔全体を筋肉の力を利用して、後ろから引っ張るつもりで筋力アップしていきます。
僧帽筋は、後頭部から肩甲骨付近まである大きな筋肉です。
アーサナヨガでは、コブラのポーズや弓のポーズがよいでしょう。
今回は、身体の背面全体ををゆるめて、背中の僧帽筋強化のみお伝えしましたが、
本来は、全身のストレッチや筋力アップすることが、
心や身体のバランスを保ち維持することができるのです。
思い立ったが吉日です。試しにほうれい線やおでこの皺のばしに、身体の背面を緩める→背面の筋力アップやってみましょう。
今日もここまでお読みいただきありがとうございました。
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