舞踊とヨガの変遷と経済観念

YOGA 株
どの時代にも『改革』という新しい流れに対抗する古い考えとの拮抗が興味深い

大学時代の4年間に専門課程で学んだのが西洋舞踊であった。

恩師である旗野恵美先生は、古い型にはまったクラシカルな舞踊を打破する、ドイツの新舞踊の流れを推進する教えを講義で教えてくださった。先生が伝えたかったのは、古代の体を動かすという舞踊の始まりへの帰依を大切にするという深い意味があったのではないか。

型にハマった動きではなく、心から湧き上がってくる動きの大切さを教えたかったに違いない。

学生時代に、舞台作りにおけるテーマを自ら考え出し、周囲のスタッフや仲間のダンサー達にその想いを伝え、一人ひとりが一つの作品にするという10代にはかなり重い作業であった。

今思えば、私の現在の行動する考え方の基礎となる、現状維持に甘んじず、打破していきたいという性格は、学生時代に叩き込まれた気がする。

古代の舞踊の発祥といえば、

自然への敬意や畏れ、信仰心による巫女たちの踊り、五穀豊穣の祝い、儀式などから起こった。

踊りは、文明が始まる前からあったとも言われているそうだ。

踊りのルーツをたどると、古代エジプトのベリーダンスの起源ともなる8000年も前の壁画に女性二人が踊っている様子が描かれている。

踊りは喜びや悲しみを身体で表現し、音楽とともに様々な場面で、きっと今よりもたくさんの人々により踊られていたことであろう。

世界中で様々な古典となりうる踊りの型(クラッシックバレエ、日本舞踊、タイ舞踊、中国の舞踊、ロシアの舞踊、スペイン舞踊等々皆様ご存じの舞踊全般)が出来始めると、身体の動きや口頭での伝承で語り継がれ、後世に残されていった。

言葉のない舞踊は、こうして師匠から弟子へ創始者の意志を『〜派』や『〜舞踊』と形作られながら、厳密に受け継がれている。

ヨガにおいては、発祥が約5000年前と言われている。(インダス文明の都市遺跡「モヘンジョ・ダロ」で、さまざまなポースをとる陶器製の像や坐法を組んで瞑想する神像などが発見されている。)

日本でも昨今、欧米からカッコイイものとしてヨガがブームとなっている。

現在では、様々な形で、音楽に合わせたり、型を少しずつ段階を極めてステップアップしていくヨガ、陰ヨガ、リストラティブヨガ、フローヨガ、108回太陽礼拝等々、種々多彩である。

現代ヨガが形作られたのが100年足らずである。

新しいものを否定することは決してしたくない。

むしろ現代人が健康維持のために、体を動かす、きっかけ作りに大いに役立ているからだ。

しかし、残念なことに、怪我が多くなってきている。

競争を強いず、

他人と比較しない、

自分を内観する

本質を忘れないでいたいものだ。

古代の人々は、決して体を壊す目的で瞑想やヨガを始めたわけではない。

舞踊もヨガも

古代の発祥のルーツを紐解くと

自然の中で、人間の心から体を動かすことから始まったのだ。

古代の舞踊やヨガのような

物事の本質を見極め

自然(宇宙)の一部として

動物的な感情から湧き出る思いを

大切にして欲しい。

物事の本質を見極める目を養う生活をすると、

自然と無駄遣いも減ってくる。=衝動買いがなくなり、浪費がなくなる

お金の話につながってくるが、

投資

浪費

消費

という3つのキーワードがある。

ヨガをして、心を整えると浪費が抑えられるようになる。

今日はここまで。

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