青竹ふみ
竹製ではありませんが、プラスチック製の青竹ふみを久しぶりに試してみました。
足裏を手で押すことはしていますが、体重をかけながら足裏を刺激すると悲鳴をあげるほどの痛さでした。
少しずつ毎日足を刺激すれば、身体の不調が取れそうです。
座った姿勢で足裏を手で押すと、手指が疲れてくるので、青竹ふみは体重移動の足踏みだけで簡単です。
足裏に刺激を与えることは、足だけに効くのではありません。
身体の部位ごとに効く場所があります。
マルマ
インド古代のアーユルヴェーダでは、ツボの起源といわれるマルマを刺激して、身体の不調を治す考え方があります。(*アーユルヴェーダはインドの伝統的医学)
ツボは、指で押したり、鍼灸で刺激を与えることで、経絡を流れる気血(エネルギー)がスムーズになり、経絡とつながっている臓腑が活性化されて体調を整えます。
インド古代のマルマは、現代で知られているツボの作用とほぼ同じです。
アーユルヴェーダの中で、白胡麻油のオイルを塗って、身体をマッサージすることで、心や身体を癒す効果があります。
マルマは全身に張り巡らされたナーディー(気のルート)の中に点在し、刺激を与えて良いエネルギーが健康へ導きます。
ポーズでのマルマの刺激
ツボを手でマッサージしたり、鍼灸で行う代わりに、アーサナヨガではポーズでマルマに刺激を与えることができます。
アーサナヨガのポーズでの身体への効果の説明をインストラクターがお伝えしています。
例えば、体側を伸ばす際に、腎臓へのアプローチすることで、
むくみ改善、老廃物を排出、血圧を正常に保つ、体液の調整などの効果があります。
他には、同じポーズにおいても、意識を部位ごとに変えることで、
プラーナ(エネルギー)が集まる場所が変わってくるのです。
二本足で立ち、目を閉じて、手を胸の前で合わせる山のポーズ。
この山のポーズで、ただ目を閉じているだけでなく、身体の部位への意識の違いを感じてみてください。
- 足裏で大地を押すからこそ、反動で上に伸び上がる意識。
- 肩が丸まり、猫背気味であれば、背筋を伸ばす意識。
- 反り腰ならば、みぞおちを引っ込めて背筋をまっすぐ伸ばす意識。
- 首がストレートネック気味であれば、壁に背中をつけた時のように後頭部を後ろにしてまっすぐ立つ意識。
- お尻に力が入りすぎているようであれば、少し緩めて両内腿を閉じる意識。
- へそ下3センチくらいのところに力を入れて、体幹で立つ意識。
など、二本足で立つだけでも意識の向け方によって、立ち方が変わってくるのです。
山のポーズの効果は、
姿勢改善、骨盤の正位置による内臓の活性化、気持ちの安定による健康維持、身体の歪み解消など、当たり前に立つことが意外と難しく、大きな効果も得られます。
ねじりのポーズでは、
肩でねじるのではなく、内臓をマッサージするように
腰やお腹に意識を向けてねじるとより効果が上がるのです。
様々な身体へのアプローチ方法をご紹介しました。
ご自身が一番続けやすい方法で、身体に興味を持って動かすことが大切だと信じています。
今日もここまでお読みいただきありがとうございました
コメント