陰陽
陰ヨガのクラスの後は、身体が重くだるくなります。
陰ヨガは3分から5分ほど同じポーズを取り続けるヨガです。
だるくなるのは、好転反応で、身体が快方に向かっている証拠です。
陰ヨガは1980年代にカリフォルニアで生まれました。
いわゆる現代ヨガです。
本来のヨガは、インドで約5000年も前から瞑想する坐禅から生まれています。
瞑想の坐禅を疲れないように、身体を整えるためのアーサナヨガは、陰ヨガのようにゆったりとしたものでした。
陰ヨガの陰というのは、陰陽の考え方からきています。
陰陽は、中国の考え方で、インドからの思想の流れではありません。
【日本国語大辞典より】陰陽とは、
易学で、互いに反する性質をもった二種の気。両者の相互作用によって天地の万物が作り出されるとした。日、春、夏、東、南、火、男など積極的性質を持つものを陽とし、月、秋、冬、西、北、水、女など消極的性質を持つものを陰とする。
陰ヨガの反対の意味の、陽ヨガはパワフルに動くヨガのことです。
陰ヨガ
一つのポーズを長く保つことで、瞑想に近い感覚を味わえます。
長い時間、同じポーズで居続けることは、間違った体勢でいるとケガにつながります。
違和感を覚えたら、身体の位置をずらしながら心地よい場所を探します。
呼吸も、自然にゆっくりになるので、副交感神経が自然に働きはじめます。
ポーズの合間には、身体を解放して、力を抜いて、ポーズの効果や刺激、余韻を味わいます。
経絡の刺激により、血液やプラーナ(気)が流れて、全身を整え、内臓の働きを活性化することができます。
スイートスポット探し
陰ヨガでポーズを維持するときに、自分の一番心地良いポイント(スイートスポット)探しをします。
スイートスポット探しは、人生にも似ています。
人生も同じ場所に居続けることはせず、自分の成長と共に変化していきます。
ポーズの取りはじめたときには、違和感は感じなかったのに、数分経つと痺れや痛みが出てくることもあります。
そこで、新たな心地よい場所を探し、呼吸を深めながら、更にポーズを深めていきます。
陰ヨガでの、一番最初のポーズを否定するわけではなく、次へのステップのためのポーズであったのです。
陰ヨガの効果は、関節への働きかけを行うことで、柔軟性が上がります。
効果を見出し、伸びなどの成長をゆっくり感じることができます。
現代人は、スピード感を好み、交感神経が常に優位に働いている状態が続いています。
陰ヨガを生活に取り入れながら、ゆったりと生きてみませんか?
今日もここまでお読みいただきありがとうございました。
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