6月に梅雨が明け、暑い日が続きます。
カレーを食べると元気になりませんか?
カレーには様々なスパイスが使われています。
インドでアーユルヴェーダとしての考えでは、スパイスを薬として医学的に用いられています。
中国での漢方薬、欧米のアロマテラピーにもとしても共通点が多くあります。
チャイにもカレーで使用するスパイスが使われています。
今日はそのスパイスの効能についてお話しします。
今日はシナモンについて
シナモンはクスノキ科の常緑樹の樹皮を乾燥させたもの。インドやインドネシア、中国南部などでも生産されていますが、スリランカ産の「セイロンシナモン」が最高級とされています。
漢方では「桂皮(ケイヒ)」と呼ばれ、古代からアジアや地中海地方では血行を助ける生薬として使われてきました。
世界最古のスパイスで、エジプトではミイラの防腐処理にも使われていたとか。
効果
・胃腸の働きを助け
・発汗や解熱作用
・風邪の予防、初期症状
・冷え防止
・血行促進(肩こり、関節痛、腹痛、下痢、生理痛)
・シワ、くすみの予防
・クマ改善
・抜け毛予防
・骨を強くする
様々な効果のあるシナモン。
コロナになる前に、スターバックスにシナモンが自由に利用できたのを記憶しています。
コーヒーに入れても美味しかったです。
長い夏になりそうです。スパイス利用して、元気に乗り切りましょう。
さて、現在上映中の映画の話。
司馬遼太郎の作品を映画化した『峠 最後のサムライ』の主人公の河井継之助。
今の新潟県、越後の小藩である長岡藩の家老でした。
10代で陽明学を学び、青年期には江戸、備中松山、長崎へと遊学し、見聞を広めていました。
死後、幕末の混乱の時期の行動に賛否両論はある人ですが。
私が興味を持ったのは、彼の商才です。
米や銅を買い占めて、高い相場で売り、最新の兵器を買い集めていたということです。
兵器を買い集めたことに関心があるのではなく、
世の中の流れを察知し、物資を上手に利益を出しながら現金に変え、必要な物を購入する才能です。
幕末の世で、河井継之助が波瀾万丈の人生を終える際に、
最後に付き添っていた人物、外山脩造への言葉で印象に残りました。
「これからは実力のあるものが勝つ世の中となる。戦争が終わったら商人になれ」と諭しました。
河井継之助は脩造のために慶應技術大学の創設者、福沢諭吉に手紙を残していました。
その後、脩造は慶應義塾で学んだ後、大蔵省の勤務、渋沢栄一らと共に民間銀行の立て直し、日本銀行大阪支店長として大阪銀行界の指導者にもなりました。
現在のアサヒビール、大阪ガス、阪神電鉄の創立に貢献し、大阪経済界の様々な功績を残した人物となりました。
河井継之助は42歳の時に、戦争で生涯を閉じますが、その精神は外山脩造へ受け継がれています。
若い頃から、継之助は書物を読み漁り、時勢を読み解く力を養う能力は、現代の経済発展にも大きい足跡を残していることになります。
日々の努力は無駄にならないということです。
コロナでの社会が大きく変化しつつある今、何が大切か時間を無駄にしないように一人ひとりが考えて行動していけたらいいなと思いました。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
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