観劇とレポート
学生時代は、演劇学科に所属していたので、お芝居を観た後にレポートを提出していました。
月に決められた本数(5本くらいだった記憶があります)のお芝居を、好きなものを選んで観劇していました。
通常は演劇を観るのは、日常から離れて楽しむものです。
しかし、私が学生時代に、お芝居から何かを感じ取らなければ、レポートを埋めることができなかったので、分析癖が今でも抜けないのです。
楽しんだり、ワクワクしようと思っても、無理なのです。
学生時代の同級生
学生時代の同級生(プロの役者)の誘いで、お芝居を観に行く機会はいまだに恵まれています。
劇場に着く前に、その演劇の予習はしないことにしています。
お芝居のタイトルや演出家やキャストくらいの知識のみで望みます。
お芝居の予習は、余計な知識が邪魔して、素直な印象でその劇をとらえられなくなるからです。
観劇後に、自分なりの感想や分析をしてみます。
- 客入りは?採算取れているかな?
- 劇場の座席数、キャパ
- この演出や演出家は、何故人気があるのか?
- 役者や演出家の過去の作品
- 舞台構成、舞台美術の配置、見やすさ
- キャスティングやギャラ
- 興行の時期や長さ
- コロナ対策
- キャストがコロナ感染した際の、別日の対応力
- ダブルキャストではない時の、怪我等の対応時はどうするのか?
- 海外公演時のリスク
- スポンサー企業の分析
- 舞台美術の安全性
このようなことを考えながら、お芝居を観ているので非日常というより、日常以上に様々な考えが浮かんでしまいます。
若い頃に学んだことは、大人になっても抜けません。
役者の身体能力
役者の友人は、いつも午前中の早い時間に、自分の体を鍛えています。
ヨガや舞踊など様々なジャンルで体を動かしています。
そして、何事にも好奇心旺盛です。
昼からのお芝居や撮影のお稽古で自分の時間がないからです。
テレビで、他の俳優さんのコメントを聞いていると、隙間の時間に自分の価値を高める行動をしています。
・稽古の空き時間に公園で筋力を鍛えたる
・早朝ヨガを行う
・朝一番にで気になる映画を観に行く
・様々なジャンルの趣味
・他ジャンルの人との交流(役柄に生かす)
・病院に行って、歯や皮膚のメンテナンスなど気になったらすぐに受診。
など、体が資本なので、人一倍の努力をしています。
役者ではない私たちは、この話を聞いて、やっぱりすごいねと思ってしまいがちです。
しかし、会社員であろうと、個人事業主、経営者、主婦、無職、定年後の人などどんな人であろうと同じ身体を持っている人間です。
自分の体に興味を持って、不調なところをメンテナンスしながら、一生お付き合いする身体をいたわりながら、鍛えてあげてほしいものです。
俳優さんのように、ストイックになれとはいいません。
体と向き合う時間を、1日のうちで1分でも増やしてあげてくださいね。
今日もお読みいただきありがとうございました。
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