お盆もインドから
様々な文化や言葉がインドから渡ってきています。
お盆の語源『盂蘭盆会(うらぼんえ)』は仏教行事です。
お盆という言葉は、古代インドの言葉であるサンスクリット語の『ウラバンナ、ウランバーナ』が語源で、逆さづりを意味するそうです。
お釈迦様の弟子が、亡くなった母が地獄で逆さ吊りされて苦しんでおり、どうにかして救ってあげたいことを相談しました。
そこで、お釈迦様は、修行僧が長く厳しい修行を終える7月15日に供養すると良いと、相談をした弟子に伝えました。
このお話が、インドから仏教とともに中国を経て日本に伝えられました。
新暦と旧暦のお盆
明治5年に新暦が導入されるまでは、お盆は旧暦の7月15日(旧暦盆)でした。
新暦導入は、
明治5年の12月2日が突然、ひと月ずれて明治6年1月1日になったということです。
明治政府が必死に新暦を徹底させようとし、お膝元の東京やその周辺地域や一部の地域のみ新暦の7月15日にお盆を行うようになりました。7月13日から16日が新暦の7月盆です。
一方、全国的に見られるお盆は、昔の慣習をすぐに切り替えられずに旧暦の7月15日のお盆が行われ続けました。
旧暦の7月15日に近い、新暦の8月15日にお盆をすることで落ち着きました。新暦8月盆は8月13日〜16日です。
風習や習わし
先祖代々伝わってきた風習や習わしであったお盆行事は、新暦変更という明治政府の指示で簡単には変更できないものでした。
特にご先祖様を供養することは、変化させる必要もなかったということです。
風習や習わしなど、伝統を守っていくことはとても大切です。
反面、
旧式の考えを変化させなければ、世界の変化についていけないことが多々あります。
日本の遅れた経済に関しては、
日本経済停滞の失われた30年が40年に伸びないように、国民一人ひとりが考えて、行動を起こしていく必要があるでしょう。
今日もここまでお読みいただきありがとうございました。
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